米国と英国は先週のティラーソン米国務長官の中東訪問中に、サウジアラビア主導の同盟国とカタールとの対立解消を促すロードマップを提案した。事情を直接知る中東の政府当局者が明らかにした。

  提案には中東諸国間の以前の論争を解決した合意に基づく直接交渉に向けた下準備のほか、テロ対策も含まれる。ティラーソン長官はメディア攻撃停止など緊張緩和策も提案した。当局者が匿名を条件に明らかにした。

ドーハで7月11日に会見したティラーソン長官
ドーハで7月11日に会見したティラーソン長官
(STRINGER/AFP/Getty Images)

  米英両国の当局者のコメントはない。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトは先月、カタールがイスラム教スンニ派の過激派やイランを後ろ盾とするシーア派武装組織を支援しているとして、同国との外交・往来を断絶していた。カタールはこうした指摘を否定している。

  ティラーソン長官は先週、カタールとサウジ、クウェートを行き来した3日間の中東訪問から帰国する機内で記者団に対し、今回の訪問のポイントは双方の意見を聞き、対立解消に向かう「別の方法」を提示することだったと説明。「少なくともお互いに話をすることにオープンな姿勢に変化した感じだ。私が来る前はそうではなかった」と述べた。

原題:U.S., U.K. Are Said to Propose Road Map to End Qatar Crisis (1)(抜粋)

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