オーストラリアの6月の雇用統計では雇用者数が増加。鉱山ブームの中心だった地域で長期間の投資低迷からの回復の兆しが見える中、フルタイム雇用者のここ2カ月の伸びは29年ぶりの大きさとなった。

  豪統計局の20日発表によると、雇用者数は前月比1万4000人増加。エコノミスト予想では1万5000人増が見込まれていた。失業率は5.6%に上昇。予想と一致した。

  フルタイム雇用者数は6万2000人増加。5月は5万3400人増(改定値)で、2カ月間の伸びとしては1988年1月以降で最も大きい。パートタイム雇用者数は4万8000人減少。労働参加率は65%と、前月の64.9%から上昇した。

  ウエスタンオーストラリア州では雇用者数が6900人増加。州別で最大の伸びとなった。

  問題は最近の雇用増の大半が低賃金部門で、最も高給の鉱山や公益事業、金融部門はいずれも雇用を削減しているとシティグループは指摘。

  キャピタル・エコノミクスのケイト・ヒッキー氏は「モメンタムの改善にもかかわらず、労働市場のたるみはなお多く、当面は持続的な賃金の伸びが妨げられるだろう」と予想。「年内と2018年の金利据え置きを見込む理由の1つだ」と述べた。

原題:Australia Has Largest Back-to-Back Full-Time Job Gain Since 1988(抜粋)

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