ソフトバンクグループの孫正義社長は20日、同社が運営を主導する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」について、「目指すのは一つのテクノロージーやビジネスモデル、ブランドで世界をけん引することではなく、同じ志を持つ皆で力を合わせて革命を起こそうではないかということだ」と述べた。

  孫氏は都内の自社イベントで講演した。同ファンドにはソフトバンクのほか中東の政府系ファンドや米アップルが出資。1000億ドル(約11兆円)規模への拡大を目指している。孫氏は2016年に世界のベンチャーキャピタルが調達した総額の1.6倍に相当するとし、人をより幸せにする情報革命や人工知能(AI)の拡張に注力する考えを示した。

  ソフトバンクは過去数年、米携帯電話大手スプリントや英半導体大手アーム・ホールディングスを買収。6月にはロボット開発のボストン・ダイナミクスとシャフトも傘下に収め、AIやインターネットとあらゆるものをつなぐIoT技術の強化方針を打ち出した。イベント前日の19日にも米新興企業ブレーンへの投資などが明らかになっている。

  今回のイベントには、ボストン・ダイナミクスのマーク・レイバート最高経営責任者(CEO)も基調講演に登壇。犬のような形の四足歩行ロボットのデモンストレーションを行いながら、「ヒトと同等の運動能力、知覚、インテリジェンスを持ったロボットを完成させたい」と意欲を見せた。

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