自民党の古賀誠元幹事長は安倍晋三内閣の支持率が急落しているからこそ、岸田文雄外相は政権に協力する立場を保つことが大事だとの認識を示した。古賀氏は岸田派の名誉会長。

  古賀氏は19日のブルームバーグのインタビューで、支持率が下落した安倍政権は「危険水域になってきていることだけは間違いない」と指摘。自民党は権力闘争は控えて結束すべきだとの考えを示した。内閣改造で焦点となっている岸田氏の去就については、外相続投や他の閣僚か党役員就任などで首相から協力要請があった場合、その期待に「応えていくということでぜひ、進んでほしい」と語った。

  自民党が惨敗した東京都議選の敗因については党所属議員による不祥事や稲田朋美防衛相の失言にとどまらず、加計学園の獣医学部新設問題など「安倍政権に対する不信感が日増しに高まったということは当然ある」と分析した。安倍内閣の支持率は時事通信が7日から10日に実施した調査で前月比15.2ポイント減の29.9%に急落している。

  安倍首相が憲法改正に意欲を示していることについては「憲法、憲法と言っても安倍内閣の支持回復にはつながってはいかない」と述べ、社会保障制度改革や格差解消の問題などに優先的に取り組むべきだとの考えを示した。その上で、9条の改正は「考える時ではない。議論すべきでもない」と語った。

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