ファンドマネジャーによる米株のアンダーウエート率が20%に達していることが、米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチが実施した最新の投資動向調査で明らかになった。これより高かったのは、S&P500種株価指数が以前のピークに近い水準にあった金融危機前の2008年1月にさかのぼる。

  調査は207の参加者(運用・管理資産額は5860億ドル=約65兆5300億円)を対象に7月7-13 日に行われた。マイケル・ハートネット氏を中心とするストラテジストらは調査結果について、「投資家の80%(ネットベース)が米国が最も割高な地域と考えている」と指摘した。この比率は6月の84%と比べると若干低下した。

  調査結果では、米株市場のナスダック総合指数について最も混雑したトレードだと投資家が考えていることが3カ月連続で示された。投資家が利益を確定し、他の場所でより大きな価値を見いだそうとしている可能性をこれは暗示する。ナスダック総合指数が今年に入り約20%上昇したのに対し、KBW銀行指数の上昇率は4%にとどまっている。

  一方、グローバル債券相場の急落、米連邦準備制度あるいは欧州中央銀行(ECB)の政策判断の誤り、中国の金融引き締めが、市場にとって最大のテールリスク(確率は低いが発生すれば甚大な損害をもたらすリスク)だと投資家らは言及した。

GFMS
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原題:Money Managers Are The Most Underweight U.S. Stocks Since 2008(抜粋)

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