携帯電話用半導体メーカーで最大手の米クアルコムは、7-9月(第4四半期)決算が大幅減益になる見通しを示した。主要顧客の1社であるアップルが支払いを中止したライセンス料に依存している状況を浮き彫りにした。

  19日の発表文によると、7-9月期の調整後1株利益は75セントに減少し、アナリスト予想平均の91セントを下回る見込み。売上高は最大13%減る見通し。同社はこの見通しについて、アップルなど契約を巡り紛争中の顧客からのライセンス収入を除外していると説明した。

  クアルコムの売り上げの多くを占める半導体製品の需要は伸びているものの、自社の携帯電話技術の使用料として徴収するライセンス収入という最も採算性の高い部門がより大きな問題に直面している。同社は世界各国政府からの反トラスト法上の調査に対応中で、アップルがロイヤルティーの支払いを停止して以来、業績は一段と予測しにくい状況となっている。

  クアルコムの株価は決算発表を受け、19日の時間外取引で一時4.3%下落した。通常取引は前日比0.9%高の56.78ドル。

  4-6月(第3四半期)売上高は、アップルとの係争の影響を見極めようと下方修正した4月後半に同社が示した予想と同水準だった。純利益は8億6500万ドル(約970億円、1株当たり58セント)に減少。調整後1株利益は83セントで、アナリスト予想平均は81セントだった。

原題:Qualcomm Projects Steep Profit Decline Amid Apple Legal Scuffle(抜粋)

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