世界2大経済の米国と中国による包括経済対話は緊張をはらんだスタートとなった。ロス米商務長官ば貿易不均衡を巡って中国を批判し、米国側は協議終了後に予定されていた記者会見を中止した。

  ワシントンでの米中包括経済対話の冒頭あいさつでロス長官は、対中貿易赤字について異例なほど具体的に批判。米国の対中輸出は近年増加しているものの、中国からの輸入はそれを上回るペースで拡大しており、3090億ドル(約34兆5000億円)の貿易赤字につながっていると指摘した。

  ロス長官は「もしこれが自由市場原理がもたらす自然の産物なのであればわれわれは理解できるが、実際はそうではない」とし、「われわれの貿易と投資の関係をより公平かつ公正、互恵的な形でバランスを取り戻す時だ」と続けた。

  これに先立ち、中国の汪洋副首相は、両国の協力関係がわれわれの前進に向けた最善の方法だと発言。ムニューシン米財務長官は、両国がこの経済対話の場を「われわれの経済・金融関係における一里塚」として活用できるとの楽観を表明していた。

  この冒頭会見から間もなく、米財務省は電子メールで、経済対話終了後に予定されていた記者会見を中止したと発表。この記者会見ではムニューシン長官とロス長官が協議の成果について話す予定だった。

原題:U.S., China Talks Off to Rocky Start as Ross Assails Trade Gap(抜粋)

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