就任1年目の米大統領として記録的な不人気に直面するトランプ氏だが、少なくとも慰めにはなりそうな材料が現れた。ヒラリー・クリントン氏はもっと不人気だという調査だ。

  ブルームバーグがこのほど実施した全米調査によると、ヒラリー氏を支持するとの回答は39%にとどまり、トランプ氏を2ポイント下回った。ヒラリー氏にとっては、同氏に対する支持率調査を開始した2009年9月以降で2番目に低い数値だった。

  ヒラリー氏はこれまで常に支持と不支持が明確に分かれる政治家だったが、今回の調査は昨年の大統領選で同氏に投票した人々の間ですら、人気を失っていることが明らかになった。同氏に投票した20%以上がもはや支持していない。対照的に、トランプ氏に投票した中で不支持に転じたのは6%にすぎなかった。

  調査を監督したJ・アン・セルツァー氏は「ヒラリー氏は政治の表舞台からほぼ退場した。それなのに不支持が拡大している」と指摘。「これは民主党に対する不満ではない。民主党はその他の調査で良好な数字を得ているからだ」と述べた。

  一方、同様に第一線から退いたオバマ前大統領への支持はかえって高まっている。オバマ氏の支持率は61%と、昨年12月に比べ5ポイント上昇し、09年9月の調査開始以降で最高に達した。

  調査は米国の成人1001人を対象に8-12日にかけてセルツァー社が電話で実施。誤差率はプラス・マイナス3.1ポイント。

原題:Finally, a Poll Trump Will Like: Clinton Even More Unpopular(抜粋)

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