オランダの塗料メーカーであるアクゾノーベルのトン・ビュークナー最高経営責任者(CEO)が健康上の理由で突然辞任した。同社はアクティビスト(物言う株主)の米エリオット・アドバイザーズによる圧力や、米PPGインダストリーズが年内に再度買収を仕掛けてくる可能性に直面している。

Thierry Vanlancker
Thierry Vanlancker
Source: Akzo Nobel NV

  アクゾは19日の発表資料で、特殊化学品事業の責任者だったティエリー・ファンランカー氏を後任CEOに指名し、即日就任すると明らかにした。デュポンから1年前に移籍したばかりのファンランカー氏にとって一足飛びの昇進となる。

  アクゾ株は前日比0.7%高の78.48ユーロで取引されている。これに基づく時価総額は200億ユーロ(約2兆5900億円)。

  ビュークナー前CEOはアントニー・ブルフマンズ会長とともにPPGによる295億ドル(約3兆3100億円)相当の買収案を拒否。これが一部株主の怒りを買い、エリオットはブルフマンズ会長の解任を狙いオランダの裁判所に申し立てを行った。同国の企業買収規制によれば、新たな買収案を提示するには6カ月待つ必要がある。

  アクゾはビュークナー氏の病状に関する詳細は明らかにしていない。

原題:Akzo Nobel CEO Quits Due to Illness Amid Activist Pressure (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE