中国はようやく本土の信用格付け市場の開放に踏み切った。だが、海外格付け会社の中国参入は容易ではないと現地の運用担当者らは口をそろえる。

  海外の格付け各社にとっての課題は、本土の競合会社から高い格付けを得ることに慣れている中国の発行体から契約を受注することだ。中国は外資の格付け会社が本土でサービスを提供することを16日までに認めることで米政府と合意していた。

  中国の格付け会社は顧客でもある発行体に高い評価を付与する傾向が強く、リスクを価格により反映させようと金融市場の自由化に取り組んでいる監督当局も関心を寄せている。中国最大の債券決済機関は、本土の一部の社債に関して「過大評価されている」と指摘。中国本土では社債の約39%に「AAA」格が与えられているが、米国では2%弱に過ぎない。

  博時基金管理の債券調査責任者、陳志新氏(深圳在勤)は「外国の格付け会社が海外と同じ格付け方法を採用すれば、中国の同業が付与した格付けとは大きく異なる可能性がある」と指摘。「発行体は一般的に資金調達コストをできるだけ抑えたいと考えることを踏まえると、海外の格付け各社にとって中国での業務拡大は難しいものになるだろう」と話した。

原題:China ‘Overrated’ Bonds May Challenge Foreign Rating Firms (1)(抜粋)

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