中国当局がソーシャル・ネットワーキング・サー ビス(SNS)などの検閲強化に動く中、フェイスブックのメッセージアプリ、ワッツアップの同国でのサービスが一部遮断された。

  中国で複数のワッツアップユーザ-が北京時間17日夜から断続的なサービス停止を報告。18日朝までに、ツイッターなどのSNSに写真や音声クリップが提供されないといった声がユーザーらから寄せられている。

  事情に詳しい関係者1人によると、サービス停止はワッツアップの責任ではないという。同社はコメントを控えている。

  インターネット検閲の監視団体グレートファイア・ドットオーグの共同創設者チャーリー・スミス氏は「中国当局はインターネット上の全てのコミュニケーションを監視できるようにしたいと考えている」と指摘。「ワッツアップを遮断することで、国民の私的かつ暗号化されたメッセージを送る選択肢を制限し、より多くのユーザーがメッセージアプリに微信(ウィーチャット)を使わざるを得ないようにしている」と述べた。

  スミス氏によると、ワッツアップのメッセージは暗号化されているが、微信は暗号化されておらず、検閲を相当受けている。中国のインターネット企業テンセント・ホールディングス(騰訊)が運営する微信では、ユーザーは実名を使うよう求められるという。「それが検閲のマスタープラン(基本計画)の一部だ」とスミス氏は話している。

原題:Facebook’s WhatsApp Blocked in China Amid Censorship Push (2)(抜粋)

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