インドネシアのルピア建て債も最近の世界的な債券売りを免れることはできなかった。だがアバディーン・アセット・マネジメントとウエスタン・アセット・マネジメントの戦略はシンプルだ。買い増しだ。

  欧州中央銀行(ECB)が刺激策解除に向け米連邦準備制度に追随しようと準備を進める中で、両社はインドネシアとインドの債券が新興アジア市場での売りを乗り切ると強く見込んでいる。

  イートン・バンスも同様で、高利回りと国内経済の前向きな見通しを理由にルピア債とインド・ルピー債を選好。両国の債券を利益確定のために最近売却したファースト・ステート・インベストメンツは、10-12月(第4四半期)の買い戻しに向けより良い水準を待っているという。

  アバディーンの新興市場ソブリン債責任者エドウィン・グティエレス氏(ロンドン在勤)は、「米連邦準備制度もしくはECBの段階的なバランスシート縮小が中期的に市場の混乱をもたらすとは思わない。実際のところ非常に漸進的なプロセスとなるだろう」と述べ、「われわれはインドネシア国内債のポジションを増やし、すでに売りとは別のサイドに立っている。売りが続けば、われわれは買い増しを考えることになると思う」と話した。

  ウエスタン・アセットのアジア投資運用責任者デズモンド・スーン氏は、インドとインドネシアの現地通貨建て国債および国債に準じる債券をオーバーウエートとしているほか、アジアの投資適格級のドル建て債を選好している。

  ファースト・ステートのシニア債券ファンドマネジャー、ナイジェル・フー氏は、自身が持っていたインドネシアとインドの現地通貨建てのポジション全てを5月末の前に売却。昨年終盤以降の値上がりで得た利益を確定した。

原題:Bond Investors Seeing Taper Party This Time for India, Indonesia(抜粋)

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