米共和党のマコネル上院院内総務が医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の採決を断念したことを受け、米国の政治を巡る不透明感を理由にドルが売られた。だが各中央銀行の政策見通しこそがドルにとっての最大の焦点だ。

  ジェフリーズの通貨ストラテジスト、ブラッド・ベクテル氏は、採決断念は「政治的混乱という点でマイナスだが、市場は幾度となくこうした事態を目にし、慣れてしまっている。通貨市場に影響を及ぼす中銀の政策に絡んで多くのことが世界中で起きている。こうしたことが米国の政治以上に相場を動かしている」と述べた。

  JPモルガン・チェースの為替・商品・国際金利調査責任者ジョン・ノーマンド氏は18日のリポートで、「低インフレと低金利、改革の勢いの鈍さの複合要因で投資家にはドルを保有する理由がほとんどなくなっている」と指摘した。

原題:Forget Politics. For the Dollar, It’s All About Central Banks(抜粋)

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