米中包括経済対話が19日に開催されるのを控え、両国の経済担当閣僚は18日、北朝鮮を巡る意見の相違や鉄鋼輸入の問題に触れるのは避けた。トランプ政権は中国に対し、市場開放に向けた明白なコミットメントを求めている。

  ロス商務長官は米中ビジネス協議会主催のワシントンでのイベントで、「是正に取り組む必要がある深刻な不均衡が残っている」と指摘した上で、「われわれの貿易・投資関係をよりフェアで公正、互恵の方向へとバランスを取り戻す時だ」と語った。イベントにはムニューシン米財務長官と中国の汪洋副首相も出席。3氏とも協力分野に発言を絞った。

  ムニューシン長官は、4月の米中首脳会談で設置が決まった包括経済対話では具体的な成果を期待していると述べ、金融サービス業界の外国人保有制限や情報技術(IT)セクターの障壁などの撤廃を中国に求める考えを示した。

  ムニューシン氏は「中国はより持続可能な成長モデルへ転換する過程にある」と指摘。互恵関係に基づく「バランスの取れた関係を実現するため、中国と取り組むべきことはまだある」と語った。

  汪洋副首相は同イベントでのスピーチで、「中国の伝統的産業のより速いペースでの変革・向上が進み、新しい産業が栄えるにつれ、中国経済は中高速の成長を続け、バリューチェーンを上っていくだろう」と語った。

原題:U.S., China Sidestep Policy Discord to Focus on Balancing Trade(抜粋)

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