(ブルームバーグ):マツダのクーペ「MX-5 RF」(日本名:ロードスターRF)の米国の小売価格は3万1555ドル(約353万円)で高級車の部類には入らないが、高級クーペに大きくひけを取っているというわけではない。11万300ドルのポルシェ「911タルガ」に手が届かない場合、代わりに買うというのは非常に妥当な考えだ。

「MX-5 RF」(米小売価格3万1555ドル)
「MX-5 RF」(米小売価格3万1555ドル)
Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

待望のハードトップ

ハードトップは折りたたまれ、座席の後ろに格納される
ハードトップは折りたたまれ、座席の後ろに格納される
Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

  「MX-5 RF」はソフトトップを採用していた「MX-5」のハードトップ仕様。ソフトトップ仕様より高級感が増し、ロードノイズが低減した。ソフトトップに比べ重いが、敏しょう性の低下は取るに足らず、トップの開閉が全自動になったことなどの実用性の向上でマイナス面は十二分にカバーできる。

買うならぜひ6速マニュアルを  

  4気筒・155馬力のエンジンを搭載し、後輪駆動の「MX-5 RF」の良さを最大限に楽しむため、ぜひとも6速マニュアルトランスミッション(MT)を買うべきだ。MTはギアチェンジが機敏でダイレクト。オートマ車では同じような走りは実感できない。

  競合モデルのスバル「BRZ」やトヨタ「86」に比べると、「MX-5 RF」はカーブでもフットワークが軽く、道路に吸い付くような安定感がある。静止状態から時速60マイル(約97キロメートル)には3速までの滑らかなギアチェンジで6.1秒。4.5秒の911タルガほど加速は良くない。だが、タルガよりずっと軽く、燃費もいい(高速道路走行時で1ガロン当たり33マイル=1リットル当たり約14キロメートル)。

内装はベーシックだが、球状のギヤハンドルや合金ペダル(オプション)もあり、退屈な印象はない
内装はベーシックだが、球状のギヤハンドルや合金ペダル(オプション)もあり、退屈な印象はない
Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

多くの機能を標準装備

  「MX-5 RF」には、ブルートゥース接続技術やシートヒーター、7インチのカラータッチパネルなど、便利な機能がいくつも標準装備されている。ゾーン別温度設定が可能な空調システムや先進素材の内装などはないが、そのクールな外観はあちこちで視線を集めるに違いない。小粒でもおいしさがギュッと詰まったスポーツカーと言えるだろう。

ハードトップを閉めると車内は静かでコンパクト
ハードトップを閉めると車内は静かでコンパクト
Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

原題:If You Can’t Afford a Porsche 911, Buy the Mazda MX-5 RF(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE