18日の米国債相場は急伸。米金融当局者から出てくる発言内容にかかわらず低金利は長期間続くと、米国債先物市場は確信を強めつつある。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比約6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.26%と、6月29日以来の低水準。200日移動平均の2.27%を下回り、50日移動平均の2.255%に接近している。

  相場は10年債先物の大型ブロック取引が2件成立した後に上昇が加速。この取引を行った投資家は、米国の利回りが低下に向かうとの見方を強めている、もしくはこれまでの金利上昇予想を放棄したかのどちらかだ。

  市場での低金利長期化の見方は既に、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)やプルデンシャル・ファイナンシャルなどが支持している。また上院共和党が修正ヘルスケア法案を巡り十分な支持を集められなかったことで、トランプ政権の景気対策が順調に実施されるかどうか疑問が広がり、低金利長期化の見方は18日に強まった。

  さらに、先週発表された一連のインフレ指標が市場予想を下回ったこともあり、金融当局による年内の追加利上げが当局者の予測通りに実施されるかどうか疑問視する向きが強まっている。

  市場に織り込まれる年末までの利上げ確率は、ここ2週間で米国債利回りとともに低下している。利上げ確率は現在40%。7日時点では60%だった。

  10年債利回りは過去7営業日のうち6営業日で低下した。

原題:Treasuries Soar as Big Futures Trades Show Bulls Are in Control(抜粋)

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