ウクライナ東部の親ロシア分離主義勢力は、中央政府からの独立を主張して一方的に設立した2つの共和国を統合し、新国家を樹立すると宣言した。宣言は予想外で、ウクライナ中央政府や欧州諸国が激しく抗議した。

  ロシアのインタファクス通信によると、「ドネツク人民共和国」のトップを務めるアレクサンドル・ザハルチェンコ氏は「かつてのような国家としてウクライナが元通りになることはない」と宣言の理由を説明。新国家の名称は「小ロシア」で、首都をドネツクに定める。

  だが、もう一つの自称共和国「ルガンスク人民共和国」を支配する勢力はこの提案への同意を否定しており、成功の見込みは薄そうだ。ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日の定例記者会見で新国家樹立宣言に関してコメントを控えた上で、ロシア通信(RIA)に宣言はザハルチェンコ氏の個人的なイニシアチブだと語った。

  ウクライナのポロシェンコ大統領は親ロシア派勢力の支配地域に対する主権回復に引き続き努力すると主張。フランス外務省はロシアに対し、この新国家樹立宣言はウクライナの停戦を定めたミンスク協定への違反であると断じるよう求めた。

原題:Ukraine Rebels Stun Allies, Anger Foes With New State Idea (2)(抜粋)
East Ukraine Rebels’ Shock Announcement of New State Falls Flat(抜粋)

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