バンク・オブ・アメリカ(BofA)とゴールドマン・サックス・グループが18日に決算を発表した。一方は融資からの収入が最高になり、一方はトレーディング収入が予想を上回った。

  意外にも、富裕層向け融資拡大の取り組みが4-6月(第2四半期)業績の明るいスポットとなったのはトレーディングのパワーハウス、ゴールドマンで、トレーディングの落ち込みが小さかったおかげで収入が市場予想を上回ったのは全米に4500支店を持つBofAだった。

  いずれも利益はアナリスト予想を上回ったが主力事業でつまずいたことで、特にゴールドマン株が売られた。ゴールドマンは債券トレーディングで2四半期連続で同業他社の後塵(こうじん)を拝し、BofAは純金利収入が予想に反して減少した。

  18日の株式市場では、ゴールドマンが2.6%安とダウ工業株30種平均で最大の下げ。一時1.7%値下がりしたBofAは0.5%安で終了した。

  ゴールドマンのマーティン・チャベス最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で、現在の環境が同社の「強さの中核である分野への逆風を生んでいる」と述べた。

  BofAは英国のクレジットカードの1部門の売却と長期金利の停滞が金利収入の重しになったと説明。ゴールドマンは株式公開以降で最悪の四半期業績となった商品トレーディング事業へのコミットメントをあらためて表明した。

  ゴールドマンの投資・融資部門の純金利収入は第2四半期に4億ドル(約448億円)を超え、これまでの最高の1.5倍余りとなった。BofAのポール・ドノフリオCFOによると、株式デリバティブ(金融派生商品)関連の顧客需要で株式トレーディング収入が増えた。

  もちろん、両社のアイデンティティーが入れ替わったわけではない。ゴールドマンの金利収入がBofAの110億ドルに近いうちに追いつくことはないし、BofAの収入に占めるトレーディングの割合は16%でゴールドマンの40%には遠く及ばない。  

原題:Goldman Sachs, BofA Reverse Roles as Core Businesses Disappoint(抜粋)
Goldman Sachs, BofA Reverse Roles as Core Units Disappoint (1)

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