トランプ米大統領による連邦政府機関向け予算の削減提案は、議会で再び却下されそうだ。

  下院共和党は18日、2018会計年度(17年10月-18年9月)予算案を公表。同予算案ではトランプ大統領が要求した国務省を含む省庁や政府機関向け予算の540億ドル(約6兆400億円)削減は含まれていない。同案によれば、国防以外の予算削減は50億ドル。共和党の案では国防費720億ドル増と、増加幅はトランプ大統領の要求を180億ドル上回る。

  議会は以前にも、17年度(17年9月終了)予算の残りを巡るトランプ大統領の削減要請を無視している。下院予算委員会は19日に、今回の予算案について採決を行う予定。下院本会議では来週採決が行われる見通しだ。

  同予算案ではまた、フードスタンプ(食料配給券)やメディケイド(低所得者向け医療保険制度)など給付金制度の長期にわたる縮小と税制改革という共和党が掲げる2つの目標の達成に向けたファスト・トラック・プロセスの開始も盛り込まれた。向こう10年で2030億ドル(約22兆7000億円)という給付金制度の縮小がなければ税制改革は実行不可能だが、この額については下院共和党でもまだ完全に合意が形成されていない。予算案では、税制がどのような内容になるかについての新たな詳細には触れていない。

  予算案ではこのほか、金融規制改革法(ドッド・フランク法)の一部廃止の承認に向けた措置なども盛り込まれた。

原題:House GOP Budget Ignores Trump Cuts to Domestic Agencies (1)抜粋)
原題:House Releases Legislative Text of FY18 Budget Resolution(抜粋)

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