英国では6月にインフレ率が予想に反して低下した。物価上昇が手に負えなくなりつつあると懸念するイングランド銀行(英中央銀行)に一息つく余裕を与えた。

  英政府統計局(ONS)が18日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.6%上昇となった。昨年10月以降初めて前月を下回った。エコノミスト調査では4年ぶり高水準だった5月と同じ2.9%が見込まれていた。

  中銀目標の2%をさらに大きく上回りそうなインフレの勢いを懸念し、前回の金融政策委員会(MPC)会合では少数メンバーが直ちに利上げすることを主張した。この日の統計結果はこうした議論の根拠を弱める。過去1年にわたり経済成長の原動力だった消費者が支出を控え始め、景気が減速する兆候も出ている。次回の政策決定は8月3日。同日には最新の経済見通しも公表される。

  ポンドは統計発表後に対ドルで下げに転じ、ロンドン時間午前9時38分(日本時間午後5時38分)現在は、前日比0.2%安の1.3024ドルでの取引。

原題:U.K. Inflation Rate’s Unexpected Drop Takes Pressure Off BOE (1)(抜粋)

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