バークレイズとシティグループは、今週の欧州中央銀行(ECB)政策委員会が欧州債の値下がり要因になると予想する。ECBは資産購入縮小の発表に向けてやんわりと地ならしをするとみられている。

  アナリストらは20日のECB政策発表に向けたユーロ上昇も見込んでいる。ドラギECB総裁は6月にポルトガルのシントラで行った演説の論調を踏襲すると見込まれる。JPモルガン・チェースのストラテジストらは7-9月(第3四半期)のユーロ相場予想を6%引き上げ、1ユーロ=1.15ドル(従来1.08ドル)とした。モルガン・スタンレーは1.12ドルに近づいたところでの押し目買いを勧めている。ユーロ圏翌日物金利市場は現在、2018年9月の中銀預金金利10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、さらに同年末までの8bp相当の引き上げをそれぞれ織り込んでいる。

  • JPモルガン(先週のリポート)
    • ECBが量的緩和(QE)テーパリングに向けて市場を準備させるため、より積極的に行動すると予想
    • ECBが9月会合でテーパリングを発表するというのが基本シナリオ
  • バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチ(14日付リポート)
    • ECBがQEに関する緩和バイアスを削除すると予想
    • ECBの動きについてのBofAメリルの基本シナリオは以下の通り
      • QEの今後の展開について10月に決定することを9月に予告
      • 18年1月から6カ月間は月購入額を400億ユーロに減額(現行600億ユーロ)
      • 7-12月でさらに段階的に減らし12月終了

原題:ECB PREVIEW: Draghi Seen Hurting Bunds by Echoing Sintra Script(抜粋)

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