ケネス・グリフィン氏が創業した電子取引マーケットメーカー(値付け業者)シタデル・セキュリティーズは、外国為替取引の分析を顧客が詳しく確認できるサービスの提供に動いている。

  外為取引高が昨年2倍余りに増加したシタデルは、為替取引の独立した検証を可能にするサービスを計画。同社が送ったトレーディングデータをテクノロジー分析会社ベストXが高速処理し、取引コストと市場への影響に関する評価を顧客に報告するサービスを年内に始める予定だ。

  米銀JPモルガン・チェースも外為アルゴリズムの外部分析を顧客に提供するため、ロンドンを拠点とするベストXと今年に入って提携しており、シタデルも追随する。外為取引業者は為替レート操作で銀行が数十億ドルの制裁金を科される事態を受けて、業界の不正を一掃する取り組みと並行し、トレーディング分析手段の提供に力を入れている。

  シタデルの電子FXグローバル責任者ケビン・キンメル氏は「為替市場は透明性の向上で恩恵を受ける可能性がある。独立した取引コスト分析は、この方向での重要な一歩だ」と指摘した。

  モルガン・スタンレー出身のピート・エグルストン氏やオリバー・ジェローム氏らは、取引コスト分析の業界標準確立を目指し、2016年にベストXを設立した。

原題:Citadel to Give FX Clients Outside Check on Trade Results (1)(抜粋)

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