世界の株式相場が最高値更新に向けて上昇する中、中国株式市場の一部は逆の方向に進んでいる。

  深圳上場の小型株の指数である創業板(チャイネクスト)指数は17日に前週末比5.1%安と、7カ月ぶりの大きさで下落。年初来の下げが16%に拡大した。これはブルームバーグが継続調査する世界96の株価指数で最大の下落率。MSCI世界小型株指数は年初来で10%上昇している。

  資金調達コスト上昇やコーポレートガバナンス(企業統治)問題、流動性を巡る圧力、当局の監督強化などへの懸念で、創業板指数を構成する企業が打撃を受けている。17日は少なくとも15銘柄が値幅制限いっぱいの10%安となった。先週末開かれた全国金融工作会議が引き金となった17日の大幅下落は、既に不安定な中国株投資家のセンチメントを一段と落ち込ませる恐れがある。

  中閲資本管理(チャイナ・ビジョン・キャピタル)の孫建波社長は、「成長でなくリスク管理が当局の最優先課題のようだ。投資家はポートフォリオのリスクを減らしている」と述べた。

  習近平国家主席は金融工作会議で、リスク阻止において中国人民銀行(中央銀行)の役割を強化すると表明したほか、金融システムを守り、規制の枠組みを現代化するための一層の取り組みを求めた。ストラテジストはまた、直接金融を増やす必要性が会議で話し合われたことを新規株式公開(IPO)の承認加速の可能性を示唆するものだと解釈。これが既に上場している株式からの資金流出を促した。

原題:World’s Worst Stocks Are in Shenzhen With No End to Misery Seen(抜粋)

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