米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の取締役の座を巡り、アクティビスト(物言う株主)として知られるネルソン・ペルツ氏の米トライアン・ファンド・マネジメントが委任状争奪戦を仕掛けた。トライアンはP&Gの株価が同業者より割安なのは同社の「のろく、視野の狭い社風」のせいだと指摘している。

  米証券取引委員会(SEC)に17日提出された委任状によると、トライアンはP&Gの年次総会でペルツ氏を取締役の1人に擁立する。トライアンは現在、P&Gの株式3760万株を保有している。P&Gの分割や最高経営責任者(CEO)交代は求めていないという。

  ブルームバーグのデータによれば、年初来P&Gの株価は5.1%上昇。これに対して米コルゲート・パルモリブは同12%、ユニリーバは欧州株式市場で29%上昇、となっている。

  トライアンは過去4カ月間、P&Gの経営陣および取締役会メンバーと協議を重ねてきたが、ペルツ氏の取締役就任は拒否された。トライアンの委任状争奪戦計画は先に、ウォールストリート・ジャーナル紙が報じた。

  P&Gは声明を発表し、「当社取締役会は常に、利益拡大をけん引し、株主価値を高める新しいアイデアを積極的に検討している。ただトライアンからは何も新しいアイデアや実行可能な計画が示されていないと認識している」と述べた。

原題:Procter & Gamble Faces Proxy Fight From Nelson Peltz’s Trian (1)(抜粋)
P&G CEO Faces Crisis Over Whether Brand Empire Is Still Too Big(抜粋)

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