14日の米国債相場は反発。英国債をはじめとする欧州債の下落が重しとなり、朝方の高値から一部値を消した。午後には取引が細り、10年債先物は引けにかけて値動きが鈍った。イールドカーブは朝方からのスティープ化が持続した。

  ニューヨーク時間午後5時現在の10年債利回りは、前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.33%。

  この日の相場上昇の大半は、6月の米消費者物価指数(CPI)と小売売上高の軟調が手掛かりとなった。CPIは前月比変わらずとなり、市場予想(0.1%上昇)を下回った。同月の小売売上高は市場の予想に反して前月比で減少し、2カ月連続のマイナスとなった。これを受けて10年債利回りは一時2.3%を割り込んだ。

  5年債と30年債の利回り差は105bpに拡大。同利回り差が広がるのは7営業日連続となる。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場が示唆する12月12・13日FOMCでの利上げ確率は、CPIの伸び減速を受け、7月5日の66%から45%に大きく低下。9月利上げの確率も、同24%から8%に下がった。この見通しの変化には、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が今週の議会証言でハト派的な見解を示したことも影響している。

  ジェフリーズのエコノミスト、トマス・サイモンズ氏(ニューヨーク在勤)は、「インフレに関する統計とイエレン議長発言があったので、期待は低下してしかるべきだ」と指摘。FOMCに「9月に向けた確かな計画がまだないことを示唆している」と続けた。

原題:Treasuries Bull Steepen After CPI, Pare Gains as EGBs Weigh(抜粋)
原題:Treasuries Surge After CPI, Retail Sales Miss Estimates(抜粋)
原題:Bond Traders Ratchet Back Expectations for More Fed Rate Hikes(抜粋)

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