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●日本株は上昇、円高勢い止まり輸出、素材堅調-Fリテイリ下落が重し

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  東京株式相場は上昇。欧米の長期金利上昇を受け、為替市場で円高の勢いが止まり、輸出セクター中心に業績上振れ期待が再燃した。輸送用機器や機械など輸出株、非鉄金属や鉄鋼、繊維など素材株中心に高い。業種別上昇率でトップの非鉄は、アルミ市況の急伸もプラス要因。

  一方、第3四半期決算で国内ユニクロ事業が低調だったファーストリテイリングが売られ、寄与度の大きい日経平均株価の上値を抑えた。14日の米国市場で消費者物価指数(CPI)や小売売上高など重要統計の発表があるほか、国内が3連休を控える点も相場全体の重し。

  TOPIXの終値は前日比6.37ポイント(0.4%)高の1625.48と3営業日ぶりに反発、日経平均株価は19円5銭(0.1%)高の2万118円86銭と小幅に続伸。

  アバディーン投信投資顧問の窪田慶太インベストメント・マネジャーは、「為替の円安推移が輸出企業中心にプラスに効いている。日本株は海外と比較し、割高感がそれほどあるわけではなく、買いやすい」と指摘。国内経済は安定的に成長している上、アジアも設備投資意欲が強く、経済好調な米国で「金利がなだらかに上昇すれば、新興国に与える影響は少ない。株式市場は落ち着いている」との認識も示した。

  東証1部33業種は非鉄、機械、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石製品、繊維、卸売など27業種が上昇。水産・農林や小売、保険、精密機器など6業種は下落。非鉄は、前日のロンドン金属取引所のアルミ価格が中国最大手の減産拡大観測で急伸したほか、フレキシブル基板用電解銅箔の生産能力を増強する三井金属の上昇が寄与。売買代金上位ではファナックやホンダ、アルプス電気、昭和電工、ダブル・スコープ、日本精工、DMG森精機が高い。半面、東京エレクトロンや東芝、ニトリホールディングス、DICは安い。

  東証1部の売買高は20億4329万株、売買代金は1兆9864億円。上昇銘柄数は1241、下落は635。

●長期金利が小幅上昇、米独金利高警戒で-オペ結果や20年債買いが支え

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  債券市場では長期金利が小幅上昇。前日の米国やドイツ債市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。半面、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果などを受けて20年ゾーンに買いが入り、相場全体を下支えした。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.085%で取引を開始し、午後は0.08%にやや戻した。新発5年物の132回債利回りは0.5bp高いマイナス0.045%で推移した後、マイナス0.05%を付けた。

  新発20年物の161回債利回りは1.5bp高い0.61%まで売られた後、買いが入って0.595%に戻した。新発30年物の55回債利回りは1.5bp高い0.87%まで上昇後、いったん0.865%を付けたが、再び0.87%に上昇した。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀オペ結果が強くなかったわりには午後の先物は高く始まった。全般的に売り圧力を感じさせる結果だったが予想外にしっかりしている」と指摘。超長期債については、「日銀の操作目標対象でないので金利が上昇しやすいが、その割には20年債がかなりしっかり。投資家の押し目買い姿勢にも変化はない。20年債が0.6%台ならそこそこしっかりした需要がある形で入札をこなしている」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比6銭安の149円97銭で開始し、いったん149円92銭まで下落。午後は日銀オペ結果を受けて持ち直し、1銭高の150円04銭まで上昇する場面があったが、結局は横ばいの150円03銭で引けた。

  日銀が実施した長期国債買い入れオペでは、残存期間「1年超3年以下」が2800億円、「10年超25年以下」が2000億円、「25年超」が1000億円と、いずれも従来通り。「3年超5年以下」は3300億円と、12日のオペで300億円増額された金額が維持された。

●ドル・円は113円台前半、米CPI待ち-株堅調で円売り優勢場面も

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=113円台前半で推移。消費者物価指数(CPI)など注目の米経済指標を見極めようとの姿勢が広がり、小幅な値動きとなった。朝方は堅調な株価を背景に全般的に円売りが優勢だった。

  ドル・円は午後4時6分現在、前日比0.1%安の113円18銭。朝方には豪ドル・円などクロス取引での円売りや仲値でのドル買い需要を背景に、一時113円58銭と2営業日ぶりの水準まで上昇。午後は米長期金利とともに伸び悩み、113円15銭まで下げる場面が見られた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、ややリスクオン的な動きでドル・円単体も底堅い印象だが、急激な米利上げはないとの見方が広がり、「トランプ政権の政策が進まないリスクがある中で、なかなか米金利も上がりづらい」と指摘。今夜の米指標が全て強くても、「ドル・円が114円台での定着は難しいのではないか」と話した。

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