米AT&Tは854億ドル(約9兆6800億円)のタイム・ワーナー買収に伴い主要な組織変更を計画している。通信大手の同社がメディア企業に変容する中、ランドール・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)の役割を再定義することも計画に含まれる。

  事情に詳しい複数の関係者によると、スティーブンソン氏(57)は通信事業とメディア事業を別々に経営する2人の共同CEOを監督する。同社の経営トップとして、巨大メディア企業の新たな進路を決めることに注力していくという。

  同社はスティーブンソン氏がAT&TのCEO職と会長職にとどまると文書で明らかにし、ブルームバーグが先に報じたCEO職から外れるとの内容を否定した。

  現在ディレクTVなどエンターテインメント事業を率いているジョン・スタンキー氏は、タイム・ワーナーを含むメディア部門のかじ取りを担う。ディレクTVはAT&Tの伝統的な電話事業を含む部門の一部となり、ジョン・ドノバン氏が率いる。部外秘情報だとして同関係者が匿名を条件に明らかにした。

  今回の再編は33年前に「マ・ベル」の愛称で呼ばれた同社が米政府によって7社の地域電話会社(ベイビー・ベル)に分割されて以来最大級の規模。AT&Tの広報担当者によると、スティーブンソン氏とタイム・ワーナーのジェフ・ビュークスCEOが事業統合計画に引き続き取り組んでおり、組織の体系や経営陣についてはまだ最終決定していないという。

原題:AT&T Is Said to Plan Organizational Changes After Deal (Correct)(抜粋)

(原文リンクを差し替え、スティーブンソン氏がCEOと会長にとどまると訂正します.)
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