トランプ米大統領は外国企業による鉄鋼ダンピング(不当廉売)を取り締まる考えを表明し、輸入製品に対する新たな関税や数量割当制(クオータ制)の導入を検討していることを明らかにした。

  トランプ大統領は12日夜にフランスに向かう途中、大統領専用機内で記者団に対し、「鉄鋼は大きな問題だ。中国だけではなく他国も鉄鋼をダンピングしている」と指摘。米国は「ダンピングの牙城のようだ、彼らは鉄鋼をダンピングしており、米国の鉄鋼産業を破壊している。何十年もそうしている。私はそれを止める」と述べた。

  同大統領は米国がダンピングを阻止できる二つの方法があり、輸入鉄鋼に対する関税とクオータ制の「両方を行うかもしれない」と語った。

  大統領発言が13日に公表されたのを受け、米鉄鋼株は今週の上昇率が4か月ぶりの大幅高となる勢いを見せている。AKスチール・ホールディングは13日に一時9%上昇。USスチールは5.5%高、ニューコアは3.3%高まで値上がりする場面があった。ブルームバーグ・アメリカス鉄・鉄鋼株指数は今週の上昇率が4.5%に拡大し、3月半ば以来最大となっている。
 

原題:Trump Vows to Curb Steel Dumping as He Mulls Tariffs, Quotas (1)(抜粋)

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