韓国銀行(中央銀行)は13日、政策金利である7日物レポ金利を過去最低の1.25%に据え置くことを決め、成長率見通しを上方修正した。輸出の伸びに加え、財政刺激策が計画されていることで、経済を巡る楽観的観測が強まっている。

  ブルームバーグがエコノミスト20人を対象にまとめた調査では全員が据え置きを予想していた。李柱烈総裁は今年の国内総生産(GDP)成長率が2.8%になると予想。従来予測は2.6%だった。同総裁によれば、インフレ率は当面2%前後で推移する見込みで、韓国中銀の見通しは1.9%と従来予測から変わらず。

  キャピタル・エコノミクスのクリスタル・タン氏は政策決定後にリポートで、「政策金利は今後しばらくの間、据え置かれる」と予想。「景気回復が価格圧力の高まりに波及しつつあることを示す兆候はなく、これは韓国が利上げをそれほど急がないことを意味している」と指摘した。

  李総裁は、政府の財政刺激策は今回の成長率予測に織り込まれておらず、実現すれば一段の景気押し上げ要因になり得ると指摘。文在寅大統領はさらなる雇用創出の鍵として、11兆2000億ウォン(約1兆1000億円)規模の補正予算の成立を目指しているが、国会での審議はほとんど進んでいない。

原題:Bank of Korea Holds Rate Steady, Raises GDP Growth Forecast (2)(抜粋)

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