米上院共和党は、マコネル院内総務が議会予算局(CBO)に送付した修正ヘルスケア法案で、保険会社幹部の所得税控除限度額を撤廃する条項を削除していたことが分かった。事情に詳しい共和党関係者が明らかにした。

  当初の共和党ヘルスケア法案には、保険会社幹部の税控除限度額の撤廃が盛り込まれていた。医療保険制度改革法(オバマケア)は医療保険を提供する会社の幹部と従業員、理事の所得税控除限度額を50万ドル(約5660万円)としている。

  同関係者が匿名で明らかにしたところでは、共和党の修正ヘルスケア法案ではオバマケアの同規定は保持される。政治的に問題があるとして保険会社幹部の控除限度額撤廃は撤回されたが、議会の上下両院税制合同委員会の推定では、撤回されなかった場合でも向こう10年間の歳入への影響は5億500万ドルと、それほど多額ではなかった。

  マコネル院内総務は週内に修正ヘルスケア法案を公表し、来週前半に重要な手続き上の採決を行う予定だとしている。しかし共和党上院議員の一部は引き続き同法案に反対している。民主党が反対で一致しているため、共和党が同案を通すためには造反者を2人までにとどめる必要がある。
  
原題:GOP Is Said to Drop Insurance Executive Tax Break in Health Bill(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE