イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は12日、堅調な米労働市場について多くを語ったものの、来年2月以降の自身の雇用状況については明確な見通しを示さなかった。

  イエレン氏は下院金融委員会での半期に一度の証言で、抑制された労働参加率や米金融当局の4兆5000億ドル(約510兆円)規模のバランスシート、コミュニティーバンクへの金融規制の影響などについて質問に答えた。議長の任期は2月3日に切れるため、何人かの議員はイエレン氏がさらに4年の任期を務める意欲があるのかどうかに関心を向けた。

  イエレン氏は3時間に及ぶ証言で、「間違いなく任期を全うするつもりだ。これについて現時点でそれ以上考えていない」と語った。

  同氏とフィッシャー副議長の任期が切れる来年、トランプ大統領には金融当局の指導部を自身の望む形に変える機会が訪れる。

  イエレン氏に厳しい質問を浴びせることが多いダフィー下院議員(共和、ウィスコンシン州)はこの日、今回の証言が議長として最後になるのかと質問。それに対し議長は「私の任期は2月に切れる。そうなる可能性は大いにある」と答えた。

  トランプ氏から明日電話を受け、もう一期務めることに関心はあるかと尋ねられた場合はどうするかとの仮定上の質問に対しては、「それはこれまで話題となっていなかったことだ。当然ながら、私が大統領と協議しなければならないことだ」と答えた。

  イエレン氏は13日には上院銀行委員会で証言する。
  
原題:Yellen Sidesteps Questions on Her Future as Trump Weighs Options(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE