日本たばこ産業(JT)は、フィリピンのたばこメーカー、マイティーの資産を約450億フィリピン・ペソ(約1000億円)で買収する方向で協議を進めていることが、フィリピン財務省の12日付の発表資料で明らかになった。

  マイティーが滞納している税金の納付方法について同省が開示した資料によると、同社のオスカー・バリエントス社長は書簡で、JTの海外事業を統括するJTインターナショナル(JTI)への事業売却やJTIからのつなぎ融資により納税する意向を示した。同氏は20日までに税金を納付する考えで、それまでにJTIとの間で法的拘束力のある覚書を結ぶ計画を明らかにした。

  JTは世界120カ国・地域以上で事業を展開しており、フィリピンやブラジル、インドネシアなどを成長が見込める市場と位置付けている。フィリピンのバタンガス州にはたばこ製造工場も建設しており、アジアの近隣諸国への供給も見据えている。

  同社広報担当の川戸玲美氏は「マイティー社と製造及び流通資産の買収について協議していることは事実」と述べたうえで、守秘義務契約があることから具体的な内容についてはコメントを控えた。

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