12日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028):前日比2.2%安の6240円。11日発表の2017年3-5月期営業利益(第1四半期)は前年同期比86%増の126億円だった。SMBC日興証券では、決算にサプライズはないと指摘したうえで、ブランド未転換のサークルKサンクスの収益力低下が著しく予断を許さない状況が続くと分析した。

  サッポロホールディングス(2501):3.2%安の3020円。1-6月期営業利益は30億円強と市場予想の40億円程度には届かなかったもようと12日付の日本経済新聞朝刊が報道。主力ビール「黒ラベル」などがけん引し酒類事業は伸びたが、テレビCMなど広告宣伝費がかさんだとしている。

  竹内製作所(6432):6.2%高の2159円。11日発表の3-5月期営業利益は42億1300万円と前年同期比13%減だったが、岩井コスモ証券の西川裕康シニアアナリストは、為替の影響による減益だと指摘。米国では住宅着工件数が順調に伸びているほか、欧州でも南欧を中心に移民向け仮設住宅の建設が相次ぎ、ミニショベルなど同社製品の出荷は好調だとして、通期業績は会社計画を上回る可能性が高いと分析した。

  サイゼリヤ(7581):3%高の3405円。16年9月-17年5月期営業利益は前年同期比35%増の80億4000万円だったと11日に発表。サービス強化などで国内既存店が好調に推移した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、同証の事前予想77億円を上回りポジティブと評価。既存店の減収が続いていた中国上海と広州がスクラップ・アンド・ビルトなどで第3四半期で増収転換したことも好印象とした。同社は発行済み株式総数の0.6%、10億円を上限に15日から自社株買いを実施することも発表。

  SUMCO(3436):3.8%高の1820円。ゴールドマン・サックス証券は、11日から開催される米国半導体業界の展示会「SEMICON West」で3D-NANDなどの生産拡大によるSUMCOを含めた電材への恩恵に注目するとリポートに記述した。同証ではSUMCOの投資判断を「買い」と設定、目標株価を2100円としている。

  電炉関連:東京製鉄(5423)が1.7%安の969円、合同製鉄(5410)が2.6%安の2263円など。メリルリンチ日本証券は鉄鋼業界リポートで、業界紙「THE TEX Report」の報道を引用する形で関東鉄源協同組合の7月契約の輸出向け鉄スクラップの落札価格が大幅に上昇した点に言及したうえで、短期的に見込まれる鉄スクラップ価格の上昇は電炉のコスト増につながるとの見方を示した。

  コーナン商事(7516):3.7%安の2012円。3-5月期の連結営業利益は53億6600万円だった。初の連結決算で前年同期比は開示していないが、岩井コスモ証券の大西等シニアアナリストは、営業利益は会社計画を約1割下回ったと指摘。家庭用品を中心にドラッグストアや大手スーパーとの競合が激化、同期の既存店売上高は同1.1%減と通期計画の前期比0.7%増を下回っていることが響いているとの見方を示した。

  ニチコン(6996):1.8%安の1214円。18年3月期純損益計画を31億円の黒字から16億4800万円の赤字に下方修正すると12日午後0時30分に発表。電解コンデンサ事業で独占禁止法関連損失47億4800万円を特別損失として第1四半期決算で計上することが響く。

  ビックカメラ(3048):2.5%安の1155円。16年9月-17年5月期営業利益は前年同期比9.2%減の155億円だったと11日に発表。白物や理美容、季節家電が堅調な半面、デジタルカメラやパソコン、スマートフォンなどがやや低調で、売上高は0.1%増とほぼ横ばいにとどまった。

  ディップ(2379):11%高の2604円。3ー5月期営業利益は前年同期比17%増の25億8500万円だったと発表した。主力のメディア事業で「バイトル」「はたらこねっと」の求人需要の強さが継続したことで売上高が増えた。みずほ証券では、営業の積極的投入、ウエブに特化した媒体戦略によるシェア拡大などは成長性を再確認させるもので、株価見直しの契機になる可能性があると評価した。
 
  エンシュウ(6218):50円(42%)高の168円ストップ高。トヨタ自動車(7203)と共同開発した自動車エンジン部品加工機をトヨタに納入したと11日に発表。量産を開始したという。納入したのはレーザークラッドバルブシート加工機で、トヨタの新世代TNGAエンジン量産ラインで使われる。
  
  セレス(3696):5.8%高の1641円。仮想通貨関連事業を展開するビットバンク(東京都品川区)と資本業務提携すると12日午前発表した。ビットバンクが発行する第三者割当増資の引き受けと既存株主からの株式取得でビットバンクの発行済み株式総数の29.9%を取得し、持ち分法適用関連会社化する。ビットバンクは、ビットコイン先物取引が可能な「bitbank Trade」や国内大手仮想通貨取引所「bitbank.cc」などを展開しており、共同でトークン・エコノミー(非現金決済社会)の実現に向け協業する。
 
  ソウルドアウト(6553):12日に東証マザーズに新規上場した。初値は公開価格1200円に対し76%高い2113円。中小・ベンチャー企業のウェブマーケティング支援などを行っている。17年12月期営業利益は前期比52%増の7億5000万円、1株利益は54.16円、1株配当は6.28円を見込む。終値は2143円。

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