米債券ファンド運営会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグループ最高投資責任者(CIO)を務めるダニエル・アイバシン氏は、トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、昨年の大統領選で民主党のヒラリー・クリントン陣営に不利になる情報を持っていると持ちかけられ、ロシア人弁護士と面会したというニュースについて、米経済の見通しに影を落とすとの認識を明らかにした。

  アイバシン氏は11日の電話インタビューで、この問題が物議を醸すことで、ヘルスケア改革や減税、財政刺激策といったトランプ大統領の主要なイニシアチブが2018年の中間選挙前に議会の承認を得る可能性が低下すると予想し、「われわれは重要な法律制定の可能性について、これまでよりも少し慎重になりつつある。この種の障害は、合意を得ることを一層難しくするだろう」と語った。

  アイバシン氏はまた、米経済の成長率がトランプ政権の予測する3%よりも鈍化する見通しを一連の動きは示唆しており、その結果として、米金融当局は経済の過熱を阻止するために行動を急ぐのではなく、利上げとバランスシートの縮小で緩やかなコースを維持するだろうと発言。「財政サイドのポジティブサプライズのリスクが低下するため、連邦準備制度がゆっくり動けることが確認できる」と述べた。

原題:Pimco’s Ivascyn Says Trump Jr. Controversy Alters Market Outlook(抜粋)

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