サウジアラビアが石油輸出国機構(OPEC)に報告した6月の産油量は日量1007万バレルと、在庫だぶつき解消に向けた世界的な協調減産が成立して以来、初めて生産上限を上回った。データに詳しい関係者が明らかにした。

  世界最大の産油国であるサウジの6月産油量は5月の日量988万バレルから増え、OPECとロシアなど非加盟の主要産油国との合意に基づく上限の1005万8000バレルを上回った。昨年12月にまとまった取り決めに基づき、サウジは日量48万6000バレル減産で合意。これは協調減産に参加する諸国の中で最大規模。6月のデータが非公表であることを理由に、詳細に詳しい関係者が匿名を条件に話した。 

  原油相場は今年17%下げており、6月にベア相場入りした。OPECと非加盟国が1月から協調減産を実施してきたものの、世界的な供給増加がこうした取り組みを損ねるとの懸念が背景にある。相場がまだ安定化していないことから、これら産油国は5月に減産合意を2018年3月まで延長することを決めている。

  ロンドン市場の北海ブレント原油は現地時間午後3時23分現在、前日比11セント高の1バレル=46.99ドルで取引されている。

原題:Saudi Arabia Is Said to Exceed Oil-Output Cap for First Time (1)(抜粋)

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