東芝の東証2部指定替えに伴う日経平均株価の臨時銘柄入れ替えで、新規採用は東芝と同じ技術セクターで、市場で本命視されていたセイコーエプソンに決まった。8月1日に東芝が除外、エプソンが採用となり、指数連動ファンドなどパッシブマネーのリバランスは7月31日終値段階で行われる。大和証券投資戦略部の橋本純一シニアクオンツアナリストの試算では、日経平均連動のパッシブ資産をみなし額面50円換算で各銘柄約2500万株と推計した場合、25円額面のエプソンの買い入れ株数は約5100万株、インパクトは約25.17日になるという。また、エプソンの50円額面換算株価は5096円で、除外される東芝の262円から導かれるリバランスに伴う換金売りは、日経平均全体で1200億円程度と橋本氏は予想した。

  日本経済新聞社の日経平均株価の算出要領によると、銘柄見直しの手順は売買代金と売買高当たりの価格変動率から市場流動性を計測した上で、高流動性銘柄の採用と低流動性銘柄の除外、セクターバランスによる採用・除外を行い、専門家の意見などを得た上で同紙が最終決定する。大和証をはじめ、野村証券もエプソン株を東芝代替の有力採用候補の一つとしてきたが、11日の取引でエプソン株はあらためて今後の資金流入を見込む買いで一時4.6%高の2683円と続伸。2月の水準を突破し、年初来高値を更新するとともに2014年12月以来、2年7カ月ぶりの高値を付けた。

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