中国本土のジャンク(投機的格付け)債相場が持ち直し、それに伴い発行が再び増えている。だがこうした社債の買い手は最も悪い時期に最もリスクの高い企業に投資しているのかもしれない。

  短期金融市場の金利が低下し、デフォルト(債務不履行)件数が4-6月(第2四半期)に半減したことから、債券投資家は高利回り資産を物色している。

  中国で投機的と見なされる格付け「AA」以下の事業会社(銀行除く)は人民元建て債の発行を6月に前月比でほぼ3倍の水準に増やした。ブルームバーグの集計データによれば、こうした企業の起債額は240億元(約4000億円)と、昨年11月以来の高水準となった。

  海富通基金管理(HFTインベストメント・マネジメント)は、良い時期は続かないと予想。政府が金融市場におけるレバレッジ解消の取り組みを進める中で7-12月(下期)に期限を迎える債務の支払いで問題を抱える企業が増えると見込んでいる。

  海富通の債券担当アシスタントファンドマネジャー、陸叢凡氏は返済費用で債務負担が膨らみ「7-12月期のクレジットイベント(信用事由)件数は1-6月(上期)を上回る可能性が高い」と指摘。「低格付け債投資で地雷を踏めば、大きな損失を被るだろう。多くの投資家にとってそうした投資は適切ではない」と語った。

Demand for junk bonds rises as PBOC gets lenient
Demand for junk bonds rises as PBOC gets lenient

原題:China’s Junk Bonds Rally Even as Defaults Seen Rising Again (1)(抜粋)

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