トランプ米大統領は、ブッシュ政権(子)で財務次官を務めたランダル・クオールズ氏を連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督責任者に起用する。ホワイトハウスが10日発表した。

  国内・国際金融の経験を持つクオールズ氏(59)は、上院で承認されればFRB初の監督担当副議長に就任する。現在はソルトレークシティーに本社を置くプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社サイノシュア・グループのマネジングディレクターを務める。銀行専門の弁護士としての経験も長い。同氏を起用する計画はここ数カ月間、トランプ大統領の承認待ちの状態だった。

  監督担当の副議長職は、金融規制改革法(ドッド・フランク法)で新設されたが、まだ誰も就いたことがない。2008年の金融危機後に導入され、銀行にとって重荷となっている規制の一部を緩和するとしたトランプ政権の公約の実行で重要な役割を果たすことになる。

  トランプ氏は、クオールズ氏を任期4年の副議長に指名するが、理事としての任期は2032年まで続くことになる。

  クオールズ氏はサイノシュアでユタ州のエクルズ一族など資産家一族の資金運用を支援している。妻はホープ・エクルズさん。エクルズ一族には、1934年から48年までFRB議長を務めたマリナー・エクルズ氏もいる。

  クオールズ氏は2002年に国際担当次官補として財務省に入り、その後、国内金融担当次官に昇格した。06年に財務省を去った後はカーライル・グループに移り、金融サービス業界への投資を専門に手掛けた。

原題:Trump Will Nominate Quarles as Fed’s Top Wall Street Regulator(抜粋)

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