メキシコ湾で生産されるあるタイプの米国産原油が、急成長を続けるインド原油市場で中東産油種よりも魅力を増している。

  インド最大の石油精製会社であるインド石油の財務担当ディレクター、アルン・クマール・シャーマ氏によると、同社は10月着のマーズ原油を購入した。同社が米国産原油を購入したのは初めて。同氏によれば、マーズ原油約160万バレルが、ウェスト・カナディアン・セレクト原油40万バレルと共に超大型タンカー(VLCC)に荷積みされる。

  産地ごとの価格差が生じ、インドに向け中東産に代わりマーズ原油の供給が実行可能となっている。世界的な原油供給過剰の緩和を目指す石油輸出国機構(OPEC)の減産に伴って中東産原油の供給が減少しているためだ。

  減産によって中東の指標であるドバイ原油が、北海ブレント原油や米国産ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油などと比較して割高となっており、中東と競合する産油国からインドなど主要消費国への供給が増えている。

原題:U.S. Oil Lures Fastest Growing Guzzler as Arbitrage Window Opens(抜粋)

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