10日の米株式市場で、「スナップチャット」を運営するスナップの株価が、3月の新規株式公開(IPO)の公募・売り出し価格を初めて割り込んだ。同社が当初の期待通りのペースで成長する能力が疑問視されている。

  スナップ株の終値は前週末比1.1%安の16.99ドル。3月1日に設定された公募・売り出し価格の17ドルを下回った。一時は16.95ドルまで下げた。アナリストらは、スナップが株価を回復させるには、同社の広告が単なる実験ではなく必需のものだと証明しなければならないと指摘。フェイスブックがスナップチャットの人気機能に似たものを導入しているのに対抗し、イノベーションを続ける必要もあると分析する。

  スナップの株価は3月2日の取引初日を44%高の24.48ドルで終え、翌日にはさらに11%値上がりし、終値ベースの最高値である27.09ドルを記録していた。しかしスナップが5月に発表した1-3月(第1四半期)決算では、売上高と1日のアクティブユーザー数がアナリストの予想を下回り、200億ドル(約2兆2800億円)超のバリュエーション(株価評価)に反映された期待を満たす能力に疑問が生じた。

  7月30日にはIPOに伴うロックアップ期間が終了し、内部者が保有株を売却できるようになり、株価のさらなる重しとなる可能性もある。

原題:Snap Slips Below IPO Price Amid Doubts Over Future Growth (1)(抜粋)

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