世界最大規模とみられる新規株式公開(IPO)を計画している国営石油会社サウジアラムコは予備の石油生産能力を維持するとともに天然ガスをさらに探査するため、今後10年間で3000億ドル(約34兆2300億円)超を投資する。サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)が述べた。

  ナセルCEOは10日、トルコのイスタンブールで開かれ会議で、現在の業界低迷で投資が約1兆ドル削減されたほか新たな鉱床がほとんど発見されていないとして、石油供給見通しを「一段と懸念している」と述べた。

  同CEOは会議で講演し、「世界は石油やガスといった証明された、信頼あるエネルギー源から早期に離脱できるとの見方が強まっているようだが、それは代替エネルギーが急速に広まるとの誤った想定に基づくものだ」と述べた。さらに同CEOは石油業界はこの先何年間にもわたって世界のエネルギーの中心であり続けるとし、代替エネルギーへの移行は「長く、複雑なものとなろう」と続けた。

原題:Aramco to Spend $300 Billion, CEO Warns on World Oil Supply (1)(抜粋)

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