米シンシナティ・ベルは、ハワイアン・テレコムとOnXエンタープライズ・ソリューションズを買収することで両社と個別に合意した。買収額は合わせて8億5100万ドル(約970億円)。シンシナティ・ベルは、データサービスの販売拡大に向けてファイバー網の整備を進めている。

  シンシナティ・ベルの発表資料によると、同社はホノルルを本拠地とするハワイアン・テレコムを6億5000万ドルで買収する。買収価格の内訳は約60%が現金で、40%が株式。カナダ・トロントが本拠のOnXについては2億100万ドルの現金で買収。これにより、シンシナティ・ベルは1万4000マイル(約2万2530キロメートル)の光ファイバールートならびにアジアと接続されている海底ケーブルへのアクセスを得る。

  米固定電話会社は過去10年にわたり、携帯電話事業とケーブルテレビ会社(CATV)に顧客を奪われてきた。こうした状況に対応するため、シンシナティ・ベルやセンチュリーリンク、ウィンドストリーム・ホールディングスなどはファイバー網の能力拡大に重点を置いた再編を進めている。

  企業のクラウドでのデータ処理量や消費者のオンラインでの動画利用が増え、携帯電話サービス事業者が将来の第5世代(5G)移動通信環境でより多くのトラフィックを扱うようになることで急増する需要への対応で、こうした埋設ケーブルは不可欠なインフラになるとみられている。

原題:Cincinnati Bell to Buy Hawaiian Telcom, OnX for $851 Million(抜粋)

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