ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任してから波瀾(はらん)万丈の5カ月が過ぎた。世界は同氏の扱い方を学びつつある。

  ツイートに反応するな、争点になりそうな分野はできるだけ目立たせるな、ただし必要な場合は譲歩するな。先週の20カ国・地域(G20)首脳会議ではこれらの戦術が駆使され、緊張が高まる瞬間も何度かあったものの結局、意見の相違があることを認め合って、少なくとも今のところは皆が納得して開催地のハンブルクを後にした。

  欧州外交問題評議会(ECFR)のディレクター、マーク・レオナード氏は「どういうやり方がいいか、皆が分かってきたようだ」と話す。「トランプ氏に立ち向かう姿を示すのが自身にとって政治的利益になることにも気付いた」とも述べた。

  サミットのホストを務めたドイツのメルケル首相は閉会の記者会見で意見の相違があることを認めた。トランプ大統領が米国に戻ったとたんに貿易障壁を設けかねないことについて問われると、「起こったことに順次対処するしかない」と答えた。首脳らは米共和党議員らが数カ月かけて学んだことを比較的素早く学んだようだ。「トランプ氏の言葉より行動に注目せよ」と。

メルケル独首相(左)とトランプ米大統領(中央)
メルケル独首相(左)とトランプ米大統領(中央)
Photographer: Ukas Michael/Pool via Getty Images

原題:The World’s Learning How to Handle Donald Trump, but It’s Tricky(抜粋)

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