700人の船員が「香港你好(ニーハオ)!」(こんにちは香港)の人文字をデッキ上につくった。中国人民解放軍は香港への初の空母寄港で香港市民に愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

遼寧のデッキで人文字をつくる人民解放軍兵士ら(7日)
遼寧のデッキで人文字をつくる人民解放軍兵士ら(7日)
Photographer: VCG via Getty Images

  7日に空母「遼寧」の艦隊を香港に寄港させた人民解放軍は、この週末行った公開イベントで団結のメッセージを送ることを選んだ。中国の習近平国家主席は1日の香港返還20周年記念式典で、中央の権力に対する挑戦は許さないと警告。香港社会には中国指導部が「一国二制度」を堅持することに懐疑的な見方が広がっている。

  人民解放軍の兵士らは返還20周年を祝うショーを披露。ラップ調で「われわれはポスト1990年世代だ。君らと同じだ」と歌い、「でも、それがわれわれの存在を規定することはできない。われわれはこの偉大な国を守るために身をささげることを決めた。汗を流し、厳しい訓練をして輝かしい青年時代を磨くことを決めた」と続けた。

パフォーマンスを披露する人民解放軍兵士ら(8日)
パフォーマンスを披露する人民解放軍兵士ら(8日)
Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg

  ただ複雑な思いを隠せない人もいる。香港島の埠頭(ふとう)から遼寧の写真を撮った男性は「マ」という姓だけを名乗り、「今回の訪問には幾つかの意味合いがあると思う。香港の急進的な民主派への威嚇、国家の力の誇示、人民解放軍が香港返還以降ここにいることを人々に思い出させることだ」と話した。

原題:Hello Hong Kong. China’s Army Turns on Charm With Weekend Shows(抜粋)

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