イラクのアバディ首相は9日、同国北部のモスルで、同市の解放を宣言した。3年前、過激派組織「イスラム国」(IS)は同市を突如制圧し、世界はIS勢力の伸びや支配地域拡大の野望、そして残酷さに警戒を募らせた。

  アバディ首相の広報オフィスからのツイートによれば、首相は「偉大なる勝利」を収めたとして国民とイラク軍兵士に祝意を表し、「モスルの民間人の生活が正常に戻ったのは喜ばしい。これは全て、その勇敢さで世界を驚かせたわれわれの英雄らの犠牲のおかげだ」と述べた。

モスル解放に国旗を持って喜ぶ子供たち(9日)
モスル解放に国旗を持って喜ぶ子供たち(9日)
Photographer: Fadel Senna/AFP via Getty Images

  ISの最高指導者バクダディ容疑者が2014年に「カリフ制国家樹立」を宣言した礼拝所「ヌーリ・モスク」があるモスルをイラク軍が奪回したことは、ISにとって大きな打撃となる。一時はシリア北東部からイラク北西部に及んだ支配地域の大部分を失い、ISは敗色が濃い。海外のテロリストに対しては一定の影響力を保ち、ロンドンやテヘランなどでテロを起こしているものの、ISに海外から戦士を呼び込む力は弱まった。

原題:Honking Horns Hail the Liberation of Mosul From Islamic State(抜粋)

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