あなたがかなり頻繁に航空会社を利用し、なるべく安い航空券を探しているなら、購入するのに最適な日は火曜日だと恐らく聞いたことがあるだろう。だが、これが通用するのは真夜中の購入に限り、しかも米国内ルートの1.6%にしか当てはまらないと知ったら、どうだろうか?しかも、火曜の真夜中ぴったりに予約しても、節約できるのは平均して18ドル(約2000円)にすぎないとしたら。

  以上の内容は、航空券価格予想アプリのHopper (ホッパー)に基づくものだ。同アプリは2013年以降の大量の航空運賃データを蓄積している。え?聞いたことがない? 航空券を今すぐ購入すべきか、しばらく待つべきかを教えてくれるアプリで、 ダウンロードする価値がある。

  ホッパーの主任データサイエンティスト、パトリック・サリー氏は「システムがリアルタイムで変化しているときに経験則を得るのは難しい」と話す。航空会社でかつて週ごとの販売目標をにらんで担当者が手動で行っていたチケットの価格調整作業を現在はコンピューターが担うようになり、予想がつきにくくなっていると説明。「昔は人間が介入することでチケットを破格で売ることができ、それが火曜や水曜に起きることが多かったが、今ではかなり自動化されている」という。

  それでも航空券価格には変動パターンが見られ、ホッパーはマシンラーニング(機械学習)やビッグデータを駆使してパターンを発見しようとする。

行き先によって航空券購入に最適な曜日が変わり得る
行き先によって航空券購入に最適な曜日が変わり得る
Photographer: KENZO TRIBOUILLARD/AFP

  ホッパーが分析した3500の国際線ルートのうち、約900の路線で木曜日の航空券購入が1週間のうち最も安かった。どれくらい節約できるかというと、1枚当たり平均20ドル。国際線では月曜もかなりいい日で、平均600路線で価格が30ドル下がる。サリー氏によると、日曜はやめた方がいい。お買い得である可能性が最も低い日だからだ。

国際線の場合は特に、火曜に航空券を予約すれば最も節約できると思わない方がいい
国際線の場合は特に、火曜に航空券を予約すれば最も節約できると思わない方がいい
Photographer: Billy H.C. Kwok

  国際線に比べると、国内線では選択肢が狭まり、特定の曜日に値下がりが集中する傾向もあまり見られない。サリー氏によれば、国内線の方が競争が激しくないからだ。例えば、ニューヨークとロンドンを結ぶ便よりもボストン-ボルティモア便に力を入れる航空会社は少ないだろう。

ビッグデータのおかげで、ホッパーのようなアプリを使えば航空券予約について幾つかの顕著な傾向をつかむことができる
ビッグデータのおかげで、ホッパーのようなアプリを使えば航空券予約について幾つかの顕著な傾向をつかむことができる
Photographer: toxawww/iStock Editorial

  あらゆる尺度からみて、国内線の航空券は木曜に購入すると一番節約できる可能性が高い。よく使われるルートなら15ドル近い値下がりがよくあり、全米の7500路線全てをならせば、割引幅は12ドルと、チケットの平均価格の3.4%となる。ホッパーが示す3500前後の国内線ルートでも12ドルだ。水曜も3000の路線で同程度の値下がりになる。

  火曜日に話を戻すと、航空券予約に最悪の曜日ではないが、ルートの3分の1で平均10ドル程度しか節約できない。真夜中ぴったりなら18ドル節約できるかもしれないが、カフェインの力を借りてまで頑張る価値はないかもしれない。 

原題:Why You Shouldn’t Actually Wait to Buy Plane Tickets on Tuesdays(抜粋)

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