欧州中央銀行(ECB)政策委員会のメンバー間で、金融緩和の縮小時期を巡って異なる意見が相次いでいる。長期間にわたる経済への資金供給が景気支援に有効なのか害になるのか、相反するシグナルが発信された。

  ECBのチーフエコノミストを務めるプラート理事はベルギー紙スタンダルドが8日掲載したインタビューで、「基調的なインフレ圧力は依然抑えられている。引き続き長期間の緩和的政策が必要だ」と述べた。これに対し、クノット・オランダ中銀総裁は7日夜に同国テレビ番組で、ECBは金融緩和を長く維持し過ぎたと言える「時点に極めて近い」と警告した。

  クノット総裁は前回の金融危機はシステムに資金を供給し過ぎたことも一因だと指摘、金融緩和策のやり過ぎに注意を促した。同総裁やドイツ連銀総裁のバイトマン氏は緩和解除が遅くなり過ぎることに警告を続ける一方、プラート理事は一貫して辛抱を呼び掛けている。またクーレ理事は、透明性が欠ければ市場のボラティリティーが拡大しかねないと主張している。

原題:ECB Officials Disagree on How Much Is Too Much for Stimulus Plan(抜粋)

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