トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と初めて会談し、2016年の米選挙にロシア政府が干渉したとの疑惑についてまず話し合った。会談に同席したティラーソン米国務長官が記者団に明らかにした。

  プーチン大統領はこれに対して、一切の関与を否定したという。20カ国・地域首脳会合が開かれているドイツ・ハンブルクで両首脳は会談。話し合いは2時間以上に及んだ。ロシアのラブロフ外相も別の記者会見で、ロシアが米選挙に干渉していないとのプーチン大統領の主張はトランプ大統領に受け入れられたと話した。米情報当局はロシアが関与したと判断している。

  「プーチン大統領との会談の冒頭、トランプ大統領は2016年の選挙にロシアが干渉した疑惑について米国民が懸念しているとの話を持ち出した」とティラーソン長官。「両首脳はいかにして前に進むかに話の焦点を絞り、それは適切なことだったと私は思う。この疑問について米ロが一定の合意に基づく解決策に到達するとは、明確に見えないからだ」と述べた。

  米国の情報機関を統括する国家情報長官室は1月6日に、プーチン大統領自身の指揮でロシアが米選挙に干渉したと中央情報局(CIA)と連邦捜査局(FBI)、国家安全保障局(NSA)は「強い確信」に至ったとの報告書をまとめた。トランプ大統領はこの判断を疑問視する発言をこれまで繰り返している。

  ロシアのラブロフ外相はこの点に言及し、「トランプ大統領はロシアの選挙干渉疑惑について、米国では証明できないのに一部の連中が継続的に騒ぎ立てていると指摘した」と説明。「プーチン大統領が疑惑を否定し、ロシア政府は選挙に干渉しなかったと明確に述べたことに対し、トランプ大統領はこれを聞き入れたと述べ、受け入れた」と続けた。

原題:Trump Raises Election Meddling in Two-Hour Meeting With Putin(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE