ドイツのハンブルクで開かれている20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は7日、世界経済政策の方向性を巡り首脳らの間で意見が分かれていることが浮き彫りになった。特に自由貿易を巡り向かい風に直面している。

  サミット参加国政府当局者らは、貿易を巡る米国とその他大半のG20参加国の意見の相違を埋め最終声明にまとめる作業が難航している。ドイツのメルケル首相は記者団に述べた。シェルパ(首脳の個人代表)らは気候問題について全員が受け入れられる文言に関する取り組みを断念、首脳らに議論を委ねた。両方の問題について、当局者らは米国の抵抗に非難の矛先を向けている。

  メルケル首相は第1セッションの議長を務めた後、記者団に対し「シェルパらは貿易に関する声明で、まだ膨大な作業が残っている」と指摘。「こうした話し合いは非常に難しい。私は遠回しな言い方はしたくない」と話した。

  ここ数年では最も期待が高いサミットの一つに数えられる今回の会議で、メルケル首相は共通点を見いだそうと努めている。首脳らは「米国第一」を掲げるトランプ米大統領の時代にうまく適応できていない状況だ。

原題:G-20 Runs Into Turbulence as Trump Stokes Divisions on Trade(抜粋)

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