中国は難しい状況も想定されるトランプ米大統領との会談を控えて、新たな戦術を試しつつある。お世辞とへつらいだ。

  北朝鮮問題を巡って米中両国間の緊張が再び高まる中、20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するためドイツ・ハンブルクを訪れた中国の朱光耀財政次官は6日、「トランプ大統領の交渉術と政治的見解に関する著書を、われわれは敬意の念を持って読んだ」と記者団に発言。「両国は毎朝毎晩コミュニケーションを取り、頻繁に接触している」と述べた。

  中国の習近平国家主席とトランプ大統領はG20の場を利用して、2回目となる直接会談に臨む予定だ。フロリダ州にあるトランプ氏所有の会員制高級リゾート「マールアラーゴ」で4月に行った会談では友好関係を築いたが、現在はややほころびが見られる。

  トランプ大統領の自尊心をくすぐろうとする中国のやり方は、他国の首脳の後追いでもある。安倍晋三首相は2月、自身のゴルフのスコアは大統領に及ばないと嘆いてみせた。メイ英首相は1月の訪米時、トランプ氏の大統領選での「驚異的な」勝利を称賛した。

原題:Flattery Meets the Art of the Deal as China Braces for Trump(抜粋)

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